良くある質問

Q1、EM (有用微生物群)とは何ですか?

A, 乳酸菌、酵母、光合成細菌をベースに自然な環境の下で作った微生物資材です。使われている微生物は遺伝子組み換えをしていない安全なものを使っていますので、環境、動植物、人間にも害がありません。 開発された当初は農業用目的でしたが30年以上に及ぶ研究と経験から、コスタリカでは畜産、環境,といった分野にも使われています。

Q2、日本のEMとコスタリカで使われているEMは同じものですか?

A, コスタリカを始め世界中で使われているEMは日本のEM研究機構とライセンス契約して作られているので品質は世界統一されています。また、コスタリカでは定期的に外部の実験室に依頼して菌数調査や病原菌が混入していないか検査をしています。

Q3、EMの使い方は日本と同じでしょうか?

A, 日本のEMもコスタリカのEMも含まれている微生物は同じですので基本的に使い方は同じです。EM1号は糖蜜で20倍まで増やしてEM活性液を作ってそれを使って頂くことになります(活性液を参照)。EMの使い方のポイントは使った場所でEMがどのようにすれば活躍してくれるか?を考えながら条件作りしていくことだと思います。

Q4、EMにはどんな働きがあるのですか?

A, EMに含まれている微生物が発酵や分解と言った活動で直接働きかける方法と、EMが発酵や分解の過程で作り出すアミノ酸、有機酸、ビタミン、ホルモン等の物質を現場にもともと先住している微生物(日和見菌や善玉菌)にそれらの物質を基質(エサ)として提供してそれらの微生物活性化する間接的な働きがあります。EMと自然の微生物(日和見菌と善玉菌)が大きな微生物群(チーム)を形成した時に大きな効果が生まれます。

Q5、 EMと土着菌との違いは?

A, コスタリカでも土着菌という微生物技術が普及しています。やはり20年ほど前に日本人が持ち込んだ技術で有機栽培農家を中心に浸透しています。そして良くEMとの違いの質問を受けます。土着菌と違う点は、EMは① コスタリカ農牧省と厚生省登録済みの製品である ② 安全な微生物のみを選抜して使用 ③ 外部の実験室において定期的に菌数調査や病原菌の検査を行っている ④ 厳しい検査や審査を受けて有機認証を持っているということ。 それ以外にEMに含まれている微生物は自然界に存在する日和見菌や善玉菌の核となる働きを持っていることです。この核となる働きがEMのキーワードであり、EMの大きな利点と考えます。

Q6、人がEMを飲んでも良いか ?

A, EMを家畜に飲ませているユーザーはコスタリカにも多くいます。最近では魚のタイ養殖用のエサにEMを混ぜ与えて稚魚の死亡率を下げ、飼料効率が上がっている現場もあります。そして動物にも効果があるなら人が飲んでも効果があるのではないかと言う質問を受けます。コスタリカではEMは農牧省に登録された製品で人が飲む目的で製造されていません。従って飲料用には販売しておりません。

Q7, 家庭で生ゴミをぼかしにしたい。失敗しないコツを教えてください。

A, 家庭から出る生ゴミでぼかしを作るコツを説明します。失敗しないコツは生ゴミの水分対策をすることです。生ゴミから出る水分が溜まってじゅくじゅくした状態になると生ごみが腐ってしまうことがあります。水分を上手く取り除くことに注意すれば失敗しません。日本には生ゴミぼかし専用の容器が売っていますが、生憎コスタリカやその他の途上国では同じようなものを見つけることが出来ませんが、中古のバケツで上手く加工すれば生ゴミ専用バケツとして使えます(作り方は生ゴミバケツの作り方を参照)。容器に入れた生ゴミにEMぼかし(コスタリカでは2キロ入りで10ドルで販売)を絡ませるように入れると上手く発酵して悪臭やハエが寄ってきません。生ゴミぼかしの完成はコンポストのように色が黒くなるようなことはありません。生ゴミが漬物のような酸っぱいような状態になれば発酵している証拠でこの状態で家庭菜園の土の中にすき込めばEMの微生物が中心となって土の中で分解が進んでいき、植物に必要な養分を供給し、更には善玉菌がどんどん増えていきますので病害も減っていきます。生ゴミぼかしの効果は土を蘇えさせることです。

Q8、ぼかしとコンポストの違いはなんですか?

A, コスタリカではBokashiと言えば通常コンポストを指すことが一般化しています。しかし厳密にはボカシは微生物による発酵(嫌気条件下)によって有機物が分解されやすい状態まで熟成されたものをボカシと呼んでいます。そしてコンポストは有機物を好気条件(切り返し)与えることによって酸化分解させていくことで熱を発生させ、無機化(ミネラル化)させていき肥料化することを言います。両者は作り方も異なります。ボカシの材料は米ぬか、ふすま、魚粉など発酵しやすい水分の少ない粉モノが使われるのに対して、コンポストは家畜の糞尿、植物体(茎、枝、葉、根)、汚泥などほぼ全ての有機物が利用できます。また、ボカシは製造過程で熱が発生しないので分解よりも発酵による熟成であるために肥料として利用する時は多くやり過ぎないように、反対にコンポストは製造過程で熱が発生し、カロリーを消費してしまって分解が進んだ状態(無機化)になっているので使用量もボカシより多い目となります。 コスタリカではボカシとコンポストの利点を利用してEMコンポストという好気と嫌気を上手く組み合わせて、有機物を発酵と分解の組み合わせと、更にEMにより微生物密度を高めた質の良い(化学、物理、微生物の三拍子そろった)コンポストを普及しています。 

Q9、家で飼っている犬や猫にもEMは使えますか?

A, コスタリカでは犬のブリーダーを職業としているプロの方にもEMを使って頂いています。用途は糞尿の処理(糞を集めておが屑と混ぜてコンポストにしています)や犬小屋の悪臭対策に使っています。EM活性液を10倍薄めた希釈液を噴霧器で撒く方法で1日に朝夕1回ずつ犬舎に散布すれば悪臭は大幅に減ります。猫の場合はトイレ用の砂にボカシを5%ほど混ぜておくだけで悪臭が軽減できると喜ばれています。

Q10、EMは家の掃除にも使えますか?

A, EM活性液を10倍くらいに薄めた希釈液を霧吹き器で掃除する場所に散布して雑巾で拭くだけで汚れが落ち、同時に大腸菌も減らすことが実験で実証されています。また、コスタリカの下水は簡易の浄化槽(セプテイックタンク)が設置されているところがありますが浄化能力が低いために悪臭や汚泥の発生の原因が問題になっています。しかしEMをトイレの清掃として使って頂くと自然にセプテイックタンク内の浄化能力が上がって問題が解決できます。またコスタリカではEMの発酵の匂いがなじまないということで家庭内でEMをそのまま使って頂くのに抵抗感があるということで、EMの技術を応用してビオクリーンエムというアロマ入りの微生物による清掃製品を提供していますが、家庭は勿論レストランやホテルのメンテナンスと言ったプロからもその効果が認められていると同時に自然に優しい製品ということで持続性ツーリズム証明の取得にも貢献しています。

注) 回答の内容はコスタリカにおけるEM普及の経験から得たものを選んで書きました。